ペンシルバニア州の郊外、
フィラデルフィアの西に位置するランカスターに出かけてきた。
俺の友達Sが高校時代に1年間お世話になったホストファミリーの家に6日間滞在させてもらった。
フィラデルフィアのアムトラック・サーティース・ストリート駅から列車に乗ること1時間、
時間の経過と共に変化する車窓の景色を眺めながら、
‘これもまた別のアメリカの姿なのかな’なんてことを考えたりした。
‘ランカスター’って書いてるけど、それは降りた駅の名前で、
お世話になった家は駅から車でおよそ1時間、正確な名前はヨーク…かも、分からん(笑)
SaosinとUnderoathのTシャツ買ったり(まー、これはどうでもいいんだけど…)
アメリカの家庭の味を堪能したり、
ジョニー・キャッシュのDVDとかフィラデルフィア・イーグルスの試合を見て盛り上がったり、
ハーレーダビッドソンの人に会わせてもらったり、
美味い酒を飲ませてもらったり、
銃を撃たせてもらったり…他にもあるんだけど、
書いたらキリがないほど普段では味わえないような体験をすることができた。
何よりも、初対面なのに家族の人たちが自分を温かく迎えてくれたことが本当に嬉しかった。
正直なところ、最初は言葉遣いとか態度に圧倒されたりもした、
何て言えばいいのかな…失礼かもしれないけど、‘田舎のアメリカ人’って感じ。
でも、適当な言葉では言い表せないくらい、俺を温かな気持ちにさせてくれた。
‘メリー・クリスマス’…その言葉の重みも感じたような気がする。
クリスマス・イブの日にお父さんと一緒に酒を飲みながら色々な話をした。
その中で一つ忘れられないことを彼は言ったんだよね。
「人生とは許すことなんだ」
見渡す限りの草原、空を見上げると無数の星が散らばっている、
そう、本当に数え切れないほどに…
そんな風景を目の当たりにしたら色々なしがらみがどうでもよく感じられた。
それと同時に、俺を幸せな気分に浸らせてくれた。